【オシッコ問題】大型犬散歩とトイレトレーニング
トイレトレーニング大作戦は試行錯誤の連続
うちのシェパのおしっこ問題
うちのシェパードはトイレトレーニングが大変でした。
飼い主としてはおしっこをする場所とタイミングは出来るだけ決めておきたくて
- 散歩中に公園や空き地などで人が立ち入らなくてしても良さそうな場所
- 決まった時間に庭のトイレと決めた場所
これらの場所でおしっこをしてもらうことを望んでました。
しかし、これをトレーニングするのがなかなか大変だったのです。
「散歩」=「おしっこ」としない
我が家では以前、柴犬を飼っていたのですがその時はもうちょっとおしっこ問題が簡単でした。
というのも、小さい頃は家中でおしっこをばら撒いていてものの、成長するにつれて決まったトイレシートの場所でしかしなくなり、そして1歳を過ぎる頃になると朝夕の散歩タイムの時にしかオシッコ・ウンチをしなくなりました。
「散歩」=「おしっこ」
という方程式がこの子の中で出来上がっていたようです。
僕自身が子供だったせいもありトイレトレーニングを特にしなかったのですが、それでも自然に出来るようになりました。
そういった経験のため、新しく飼ったシェパに関しても同じように散歩中にすることを考えていたのですが実際はなかなか難しかったのです。
「散歩」=「おしっこ」
という方程式を考え直さないと、なかなか上手くいかなかったのです。
大型犬のトイレは大変です
そもそも大型犬はオシッコもウンチも桁違いに多いです。
オシッコはバケツを引っくり返したように大量ですし、ウンチも袋に入れると重量感があります。家の中の間違った場所でしてしまうと、まさに大惨事の事態となってしまいます。
また、うちのシェパが住んでいる環境は住宅街なので、自由に散歩中にトイレをさせるわけにもいかずどこか決まった場所でしてもらう必要がありました。
そしてマーキングの問題もあります。
散歩中に電柱などの匂いを嗅いでマーキングをするのが犬にとっての自然な現象なのでしょうが、やはり住宅街で飼っているということ。そしてリーダーウォークによる散歩のことを考えると好き勝手に匂いを嗅いでオシッコ・ウンチをしてもらうわけにはいかず、どうしてもトイレトレーニングの必要があったのです。
とは言えオシッコもウンチも自然現象。犬の生理的なスケジュールに合わせてトイレトレーニングを試行錯誤していったのです。
犬のトイレ時間を把握する
まず、うちの犬がどのような時間でトイレをするのかを観察しました。
訓練学校の先生によるとシェパードの場合は6時間はトイレを我慢出来ることを聞いていましたが、実際は6時間以内でもトイレをしてしまうことがありましたし、逆に10時間経っても我慢出来ることもありました。
例えば
夜間だと前日の夜7時から翌日の朝7時まで12時間トイレをしないことが多々ありましたが、昼間だと正午12時にトイレをさせても夕方6時前によくトイレをしてしまっていました。
この原因を突き詰めると、訓練学校では夕方の4時前後をトイレタイムとしていて、どうもその時間にトイレをするという習慣が出来ていたようです。
最終的には出来るだけ飼い主の希望に沿ったトイレスケジュールをしてもらいたいものですが、やはり最初のうちは犬の生理的に沿ったトイレ時間に合わせて考えたほうがトイレ作戦の成功の秘訣な気がします。
わざとトイレを失敗することも
犬は頭が良い動物です。
わざと間違った場所でオシッコをすると飼い主が片付けをするために犬舎やゲージに入ってきてくれることをしっかりと見ています。わざと間違った場所でトイレを失敗することは、犬にとっては飼い主が自分をかまってくれる成功でありご褒美と考えてしまうのです。
うちのシェパも
一回オシッコをする→飼い主が片付ける→ゴミを処理するために犬から離れる→その隙にまたオシッコをする→飼い主が片付ける→ゴミを処理するために犬から離れる・・・(無限ループ)
まあ無限ループというのは言い過ぎですが、さすがにこいつわざとやってるな(#^ω^)という時が多々ありました。
トイレを失敗することが犬にとってのご褒美とならないような飼い主の行動を考える必要があるのです。
トイレトレーニング大作戦
さて以上のことをまとめると
- 犬の生理的トイレ時間を考え前倒しに動く
- トイレの失敗に関しては出来る限り無視する
というのを基本柱にしてトイレトレーニング大作戦を考えました。
また、うちの場合は冒頭のように①散歩中は決まった場所でする②家では庭の決まった場所でするというのがトイレ作戦の前提条件です。
前提条件に関しては、例えば「ゲージの中のトイレシートにしてもらう」や「散歩中だったらどこでしても良い」など環境や犬種によって違います。それぞれの条件に合わせて作戦立案を考えることが大切なのです。
①魔の4時前にトイレさせる
うちのシェパの場合、まずどうしてもトイレをしてしまう魔の午後4時。例えば昼過ぎに一回トイレをさせてもどうしても我慢出来ないらしく、垂れ流してしまうようなオシッコをしていることが多々ありました。
これはさすがに可哀想だし、これが続くと犬舎の中でトイレをしてしまうことを覚えてしまいそう。この魔の4時の前にトイレのために庭に出すことを優先的に考えました。
家の者で上手く時間を調整しながら、誰かしらがトイレに出せるように考えました。
②トイレをする命令語を決める
またこの時、トイレをして良いことを理解してもらうための命令語を決めました。
例えば盲導犬の場合は「1、2、1,2,(ワンツーワンツー)」というのをトイレをして良いという命令語のようですが、このように決まった言葉を決めておき、オシッコをする時に声を掛けてやるのです。
これを覚えてもらうとこの後に散歩に出た時に同じ言葉をした時にトイレをしやすくなり、この後のトイレトレーニングもしやすくなると思います。
③トイレは命令した時と覚えてもらう
これらを繰り返してトイレは外で命令した時と覚えてもらいました。
うちのシェパの場合は「魔の午後4時」、「朝の散歩」、「夜の散歩」を基本にし、後は失敗した時間を考えながら調整を繰り返して、トイレの時間を決めていきました。
そしてトイレの時は命令語の言葉をかけて、オシッコをしてもらいました。
④わざと失敗した時は無視
このように犬の生理的状況や6時間以上空けないようなトイレ時間をさせていたとしても、その合間にオシッコをするような時はわざと失敗している事が大いに考えられます。
そのような時はわざと失敗すると、飼い主が見に来てしまうことを覚えてしまっているからであり、それを忘れてしまうために、失敗をした直後は片付けをせずに無視して、時間を空けた後にとくに声も掛けずに淡々と片付けをしました。
⑤犬舎の床の状況も影響してるかも
うちのシェパがトイレを覚えなかった原因として、小さい頃に過ごした環境がトイレの場所の把握がしづらかったのかなとも考えます。
というのも犬にとっては広めでかつ脚にも良さそうかなというので、広めの場所でしかも人工芝を敷き詰めてしまい、ゲージの中以外だったらどこにでもトイレをして良いと考えさせてしまったのではないかと思うのです。
人工芝だとオシッコをした後にきれいに掃除をしてもどうしても臭いが残ってしまいます。犬は決まったところにオシッコをする習性があるため、その広く広がった人工芝だったらどこにでもトイレをしても良いと考えてしまい、なかなか決まった場所に定着出来なかったのかなとも思うのです。
少なくともトイレトレーニングが出来た後だったら人工芝も良かったのかもしれませんが、最初のうちは清掃のしやすさを第一に考えた住まいとするのが大切かなと思います。
犬を飼うことは試行錯誤の連続ですが、ウチの場合はオシッコ問題。これが一番大きかった気がします。