【シェパード】おすすめの首輪は?チェーンの付け方と選び方

おすすめの首輪やチェーンは?

訓練所から帰ってきたうちのシェパ。

いざ散歩に行こうと首輪と紐綱を持って犬に付けさせようと思ったけど、最初の難題はその付け方でした。

訓練所学校で使っているチェーンカラーをそのまま使ったのですが、何しろ普通の首輪と違って付け方が何だかとても難しいものでした。一応付け方は習ったけど、いざ自分で付けようとなったら、、、、知恵の輪のように難しかったのです。

シェパード向き「ドイツ型チェーンカラー」

うちのシェパが首輪として使っているのは「(ドイツ型)チェーンカラー」です。

両端に丸カンが付いている、金属製の鎖がじゃらじゃらとするような首輪です。

同じく金属製の首輪としては「チョークチェーン」とも呼ばれるマンテル型チェーンカラーの方が一般的で色んな犬種でよく使われてるそうです。

しかし、やはりそこはジャーマン・シェパードということなのか(ドイツ型)チェーンカラーでした。

2つの鎖の部分を比較してみるとドイツ型の方がごつい鎖となっているので、力が本当に強い大型犬でも安心感がありそう。さらに普通の首輪じゃなくて、このチェーンカラーを選ぶ理由として犬が強く引っ張っていくと締まる仕組みであり、その付け方や使いこなしが散歩や訓練においてもとても大事なようなのです。

チェーンカラーの付け方

①右手でチェーンの丸カンを持つ

丸カンは両側とも同じ形なので、どちらでも良い

②その丸カンの3つ位下の鎖を、丸カンに通す

左側から丸カンを通し、右側に抜き出します

③丸カンを左手に持ち変えて、通した鎖をずいずい出していく

すると輪っかが出来ます

④丸カンが左側にある状態で、犬の正面から顔に通す

輪っかに、犬が顔を突っこんでくれるイメージです

⑤首輪を通すことが出来ました!

ひとまずこれで犬にチェーンカラーを付けることが出来ました。

あとは鎖が通ってない方の丸カンにリードを付けてやれば、散歩に出掛けられます。

正しく付いている状態

犬の背中側から見ると、チェーンがこのようになっているのが正しい状態です。

鎖が左下から右上の方に抜けていて、右端の丸カンがリードとつながっている状態です。

このようになっていることで、例えば犬が前の方に行き過ぎてしまうと首輪の部分がどんどん締まる形になり、逆に正しい状態の時は首輪の部分が広がる形になるのです。

この状態こそがチェーンカラーを使う意味であり、正しく付けることが大切なのです。

締まるチェーンは苦しくないの?

これは犬にチェーンカラーを付ける際にとても悩むところでありますが、実際締まった状態が続くのは犬にとって苦しいと思います。

というか、散歩中ずっと犬が引っ張り続けて首輪が締まった状態だったならば、これはリーダーウォークが出来てない証拠であり、公園などでリーダーウォークの練習と犬との信頼関係をしっかりする方が先なのではと考えます。

あるいはリードの部分を短く持ち過ぎているなど、飼い主の持ち方・歩き方に問題があるのでそこの見直しが必要です。

あくまでチェーンカラーを使っての散歩は首輪部分は緩い状態であることが基本です。

(イラスト。基本の緩い状態)

普通に歩いている時は丸カンから3つ目位の位置で鎖が弛んでいる状態であり、自分から離れていきそうな時にだけ軽く鎖に振動を与えて元に戻るように指示し、緊急的に強い力で制御することが必要な時にだけ強い力で引っ張るのです。

イメージとしてはきつく締めることによって罰を与えるのではなく、チェーンによって飼い主の合図を犬に伝えるような感じです。

チェーンで犬に送れる合図

前に行き過ぎな時は指先だけで軽くチョンチョンと合図を送り、遅れそうな時も同じくチョンチョンとこちらを意識させます。座らせたいときは上方向に軽く引き上げ、そのまま待たせたい時は腕を固定して動かさないようにします。

基本的には声の命令を聞くとは思いますが、よりその動作を聞いてもらうため、あるいはチェーンだけでも意図を伝えるのが出来ます。

それこそ訓練され、飼い主と信頼関係がしっかりあるような犬だとチェーンを少し動かすだけで人の意図を理解し賢く動いてもらうことも可能です。僕もまだまだですが、練習を重ねていってその段階まで引き上げることが目標です。

散歩や訓練以外の時は外す

さて、このように犬に合図を与えるためのチェーンカラーですから散歩や訓練の時にだけ付けるようにしておいて、それ以外の犬舎の中に居る時などは基本的には外しておきます。

もちろんシャワーをする時など犬を固定する必要がある時は付けますが、それ以外のご飯の時や犬舎の中で自由にしてる時は外した状態です。

いざ「散歩に行くぞ!」とチェーンカラーを持ち出すと散歩に行くのが分かりテンションが一気に上がります。

首の輪っかを作って構えていると自分から鼻先を通して装着しようとしてきます。

本来、シェパードは警戒心が強い犬種であり身に異物があるのは嫌そうですが、散歩は嬉しくまたこれを着けないと散歩に行けないと分かっているのか、自分で付けようとするのです。

とは言え、最初の頃はこちらも付けるのが下手でしたし、シェパも警戒してかなかなか付けるのが難しかったです。出来るだけ狭い場所で大人しく居てもらって頃合いを見てスッと付けるということをやってました。

チェーンカラーを大人しく鼻に通すようになった頃には、ある程度コツも掴めるようになって犬も人も散歩が楽しくなってくる頃ではないかと思います。

シェパードなど大型犬にオススメのドイツ型チェーンカラーです。

また中小型犬の方は鎖が細いチョークチェーンの方が良いかと思います。